ユーラシア大陸

キルギスに到着早々わかったこと。それはキルギスは親日国!・・・じゃなかった!? (後編)

  

俺、キルギスのシータクで軽い誘拐状態に陥る(苦笑)

 

 

海外のタクシーで荷物をトランクに預けてはいけない

 

空港の建物を出た俺とジャイアン。

2人は超カタコト英語で話しながら暗い夜道を歩く。

しばらくすると、ジャイアンのタクシーが停まっている広い駐車場に到着する。

そしてジャイアンはタクシーのトランクを開け俺の荷物を入れてくれる。

この後すぐ気づくのだが、トランクに荷物を預けた事は俺にとって大きなミスだった。

 

タクシーに乗車して出発するとジャイアンは俺の名前を聞き出し、なれなれしく何回も俺の名前と「マイフレンド」と言う言葉を口ずさむ。

 

出発して1キロも走らないうちに、路肩に停車する。

そしてずっと窓の外を見ている。

視線の先には空港が見える。

 

「 何をしているのだろう?」

 

そう思っているとジャイアンは電話を始めた。

10分ほど電話をすると再び走り始める。

俺はかなり不安になっていた。

 

「 やっぱこのタクシー乗らなきゃよかった。」

 

実はこの時タクシーを降りるチャンスでもあった。

だが手元に荷物がないため降りることができなかった。

もしトランクに荷物を預けていなければそのまま降りて空港に引き返すこともできたし、これから不測の事態が起きても俺の意思で降車可能だった。

しかし実際には俺の荷物はトランクの中だ。

そのためジャイアンに完全に主導権を握られてしまっていた。

 

俺、かなり弱気になる

 

今の俺に出来る事は地図アプリ「maps me」を見ながら、こいつがあらぬ方向に行かないかチェックすることくらいだった。

 

車内では相変わらずジャイアンが俺の名前とマイフレンドを連発しながらカタコトな英語で話しかけてくる。

話の流れであともう1,000ソム(日本円で約1,300円)払えと言い出す。

俺はすでに2000ソムをとられているので合計3,000ソム(約4,000円)だ。

 

「 俺完全にボられてるな(苦笑)」

 

タクシー乗車後は終始ジャイアンペースで事が進む

 

 

何もない真っ暗な夜のビシュケクの郊外に突如降ろされる

 

「もう1,000ソム払え。」

 

と揺すってくるジャイアン。

maps meで現在地を確認すると、ちょうど空港と宿の中間地点だった。

俺は完全に弱気になっていた。

だってそうだろう?

初めて来た国の初っ端にタクシーに軟禁状態。

外は真っ暗。

どこに連れていかれるかわからない。

俺は1人。

ジャイアンにはきっと仲間がいるだろう。

 

俺はおとなしくもう1,000ソム払う。

するとタクシーはまたもや路肩に停車する。

ここは片側2車線の幹線道路だ。

周囲は何もない。

一体どうするつもりだろう。

嫌な予感しかしない。

しばらくすると後方にもう1台タクシーが止まる。

 

2台目のタクシーが登場、運転手はアンガールズの田中似⁉︎

 

「 後ろのタクシーに乗り換えてくれ。」

 

そうジャイアンは言うと車から降りてトランクを開ける。

俺は速攻で荷物を取り返す。

ジャイアンは後ろのタクシーの運転手と何やら話してその場を去る。

俺は後方のタクシーに乗車する。

もちろん荷物は座席に持ち込んで自分の横に置く。

2台目の運転手はオリエント風の外見で気の弱そうな雰囲気、日本のお笑い芸人「アンガールズ」の田中に少し似ている。

英語はジャイアンより話せない。

 

宿の住所を見せると、うなずいて車を発進させる。

 

「 よかった。こいつはだいじょぶそうだ。」

 

そう思い少しほっとする。

だがこの油断のせいで事態はまた良からぬ方向に動き出す。

 

ズリーザウザンド!

  

 

口は災いの元って言うけど、外国でもこのことわざは正しかった⁈

 

安心して気が抜けた俺はリラックスモードになりペラペラと話し出す。

「 どうせ何言ってるかわからないだろう」

と思いながら、 さっきのタクシーに3000ソム(スリーサウザント ソム) ボられたことを英語で話した。

するとこの2台目のタクシー運転手の雰囲気が、みるみるうちにわがまま幼稚園児のようになりゴネだしたのである。

「 僕も3000ソム欲しい」 と言わんばかりに

 

「ズリーザウザンド!ズリーザウザンド!」

 

と駄々っ子みたいに言い出した。

 

オレ「 いや無理だから」

タナカ「ズリーザウザンド!」

オレ「 話聞いてる?俺さっきボられ・・・」

タナカ「ズリーザウザンド!」

オレ「 いやだからもうお金ないし・・・」

タナカ「ズリーザウザンド!」

オレ「・・・・」

タナカ「ズリーザウザンド!」

 

じゃんがじゃんがじゃんがじゃんが〜ん♪

「 ってお前、 アンガールズの田中は顔だけにしてくれ!」 と思う位の駄々のコネぶりだった。

 

このままではラチがあかないし、宿まで送ってもらわないと困るので

 

「わかった。スリーサウザド払うから。」

 

とタナカに伝えた。

タナカにATMに寄ってもらい金を下ろし、無事(?)宿に到着。

スリーサウザント支払う。

タナカはホクホクの笑みで走り去っていった。

 

俺は早朝の真っ暗なビシュケクで、ひとりホステルのインターホンを鳴らした。

 

後日判明した空港から宿までのタクシーの相場・・・やっぱりボられてた(泣)

 

宿でチェックインを済ませ、着替えもせずにそのままベッドイン。

2日ぶりにベッドで寝たせいか一瞬で眠りに落ちた。

 

後日チェックアウトの時、宿のスタッフに空港まで送迎してもらったのだが、700ソム(約900円)くらいで送ってくれた。

 

「 やっぱかなりボられてたなぁー(ため息)」

 

まぁ、いい勉強になった。

授業料だ。

もってけドロボー(泣)

 

 

外務省海外安全ホームページ キルギス安全対策基本データ

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_265.html

 

本日の教訓

 

・ タクシーに乗るときは荷物が大きくても肌身離さず持つ事。

・ たとえ言葉が通じなくても、お金の話はペラペラするな。

 

 

 

 

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